空き家の買取価格は?費用相場や価格に影響する要素について解説

2025-10-21

空き家

空き家の買取価格は?費用相場や価格に影響する要素について解説

この記事のハイライト
●空き家の買取相場は市場価格の6~8割程度が目安である
●空き家の買取相場に影響する要素は管理状態・アクセス・周辺環境である
●空き家の相場は過去の取引事例や現在の売り出し価格から予想できる

空き家は仲介での不動産売却が難しいことから、不動産会社に買取を依頼する方も少なくありません。
買取相場は一般的な売却相場とは異なるため、事前にその点を把握しておくと、スムーズに契約を進めやすくなります。
この記事では、空き家の買取相場の目安や相場に影響する要素、さらに相場を調べる方法について解説します。
鹿児島市で空き家の売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

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空き家の買取相場の目安

空き家の買取相場の目安

買取とは、不動産会社が直接不動産を購入する取引方法を指します。
通常の仲介売却と異なり、買主は個人ではなく不動産会社や買取専門業者です。
空き家のように老朽化が進んだ物件は、仲介での売却が難航するケースも少なくありません。
そのような場合は買取を検討するのがおすすめですが、買取価格が低くなる点に注意が必要です。
はじめに、空き家買取の相場について解説します。

買取相場の目安

空き家を買取で売却する場合、費用の目安は市場価格(仲介での売却価格)の6~8割程度となります。
たとえば、市場価格が1,000万円の場合、買取価格はおおよそ600万円~800万円程度になる計算です。
なぜ買取価格が低くなるのかというと、不動産会社は買い取った物件に付加価値を加えて再販するためです。
老朽化が進んだ空き家はリフォームやリノベーション、場合によっては解体が必要になるため再販までにコストが発生します。
これらの費用や利益分を差し引いたうえで買取価格が決定されるため、仲介価格と比べて相場は低くなる傾向にあります。

買取相場は築年数に影響される

空き家の買取価格は、築年数による影響が大きいのが特徴です。
建物は築年数が進むほど劣化し、資産価値も下がります。
たとえば木造住宅の場合、法定耐用年数は22年とされ、それを超えると建物価値はゼロとみなされます。
もちろん築22年を超えても居住は可能ですが、買取時の査定額に建物価値はほとんど反映されません。
目安としては、一戸建て木造住宅の市場価値は築5年で約半分、築10年で40%、築15年で20~40%に低下すると言われています。
買取の場合はここからさらに減額されるケースが多いため、築年数による価値の減少も事前に把握しておくことが大切です。

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空き家の買取相場に影響する要素

空き家の買取相場に影響する要素

築年数のほかにも、空き家の買取相場に影響を与える要素はいくつか存在します。
物件の状態や立地条件、周辺環境などによって、場合によっては買取価格が大きく下がるケースもあります。
できるだけ有利な条件で売却するためにも、どのような点が査定額に影響するのか、事前に把握しておくことが重要です。
ここからは、空き家の買取価格に影響を与える主な要素について解説します。

要素①空き家の管理状態

まず大きな影響を与えるのが、空き家そのものの管理状態です。
定期的に手入れがされておらず、劣化や破損が進んでいる物件は修繕費用が多く発生します。
先述したように、不動産会社は買い取った物件を再販することを前提に物件を購入します。
建物の傷みがひどい場合、リフォームや解体費用まで見込む必要があるため、買取価格が低くなりがちです。
反対に、管理状態が良い空き家であれば、余分な修繕費用を抑えられるので比較的高めの買取価格が期待できるでしょう。

要素②アクセスの良さ

アクセス条件も査定額に直結する大きな要素の一つです。
具体的には駅からの距離、主要な幹線道路への接続、市街地までの所要時間などが評価の対象になります。
たとえば、駅や商業施設へのアクセスが良いエリアにある物件は、将来的に需要が高いため、再販もしやすく、不動産会社としても比較的高めの価格で買い取る傾向があります。
反対に、交通の便が悪く市街地まで車で30分以上かかるような立地条件の場合は、購入希望者が限られてしまうことから、査定額が相場よりも低めになるケースが多いです。

要素③周辺環境や利便性

空き家周辺の生活利便性や地域環境も、買取価格に大きく影響します。
近隣に大型のスーパーマーケットや商業施設、学校、病院、公共施設などが充実しているエリアは、生活しやすいため需要が高まり、買取価格にもプラスに作用します。
また、治安や地域の雰囲気も考慮されるポイントです。
子育て世帯やファミリー層が多いエリアであれば、その分需要が高くなり、査定時にも好評価につながるでしょう。
一方で、周辺に商業施設が少なかったり、日常生活に必要なインフラが整っていなかったりするエリアでは、どうしても需要が低下します。
不動産会社もリスクを見込んで慎重な査定を行うため、このような環境にある物件は提示価格が低くなる可能性が高いです。
このように、空き家の買取相場は築年数だけでなく、管理状態やアクセス、周辺環境など、さまざまな要素の組み合わせで大きく変動します。
売却を検討する際には、こうしたポイントを意識し、少しでも高く売れるよう準備を進めておくことが重要です。

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空き家の買取相場を調べる方法

空き家の買取相場を調べる方法

買取を検討している方のなかには、「おおよその価格目安を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
以下のサイトを活用すれば、ご自身である程度の相場を調べることができます。

  • レインズ・マーケット・インフォメーション
  • 不動産情報ライブラリ
  • 不動産ポータルサイト

それぞれの特徴を見ていきましょう。

レインズ・マーケット・インフォメーション

レインズ・マーケット・インフォメーションとは、国土交通大臣が指定する不動産流通機構が運営するネットワークシステムです。
会員向けシステム「REINS」の一部を一般向けに公開したサイトで、誰でも無料で閲覧できます。
過去に取引された物件の成約価格や条件を調べられるため、目安を把握するのに有効です。
都道府県を選択して条件を入力すれば、該当地域の事例が閲覧できます。
ただし、地域によっては情報件数が少ない場合もあるため、その点には注意が必要です。

不動産情報ライブラリ

不動産情報ライブラリとは、国土交通省が運営するWEBサイトで、以前の「土地総合情報システム」にあたります。
不動産の実際の取引価格や公示地価、地価調査など、幅広い関連情報を無料で提供しているのが特徴です。
過去にどのような価格で売買されているのか、エリアごとの市場動向を把握するのに役立ちます。

不動産ポータルサイト

不動産ポータルサイトでも、相場感をつかむことが可能です。
ポータルサイトは現在売り出されている物件情報が掲載されており、検索条件を細かく設定すれば類似物件の販売価格が把握できます。
ただし、ポータルサイトに掲載されているのはあくまで「売り出し価格」であり、成約価格と同じになるとは限りません。
成約価格はそこから値下げされるケースも多いため、目安として参考にしつつ、過去の取引事例など他の情報もあわせて確認すると良いでしょう。

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まとめ

空き家の買取相場は市場価格の6~8割程度になることが多く、築年数や管理状態、アクセス、周辺環境などが影響します。
築年数が進んだ物件や管理状態の悪い物件は修繕コストが見込まれるため、買取価格が低くなりやすいと考えておきましょう。
相場を調べるにはレインズ・マーケット・インフォメーションや不動産情報ライブラリ、不動産ポータルサイトの活用がおすすめです。
売却を検討する際は、複数の情報を参考にして現実的な価格感を把握しておきましょう。
鹿児島市の不動産売却・買取なら、弊社へ。
安心と信頼の地域総商社で、不動産についての気になる相談に真摯に対応いたします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

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鹿児島市を拠点に地域密着型の不動産売却・査定サービスを提供しています。
当社は、業界年数65年のなかで買取実績が100件以上、成約率90%以上という実績を残してきました。これらの実績に裏付けられた確かなノウハウにて、お客様の物件が適した条件で売却されるよう、的確な査定と効果的なマーケティング戦略を提供いたします。

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西田直矢

部署:不動産営業課

西紫原小学校卒⇒西紫原中学校卒⇒鹿児島商業高卒
⇒鹿児島国際大学経済学部経済学課卒
主に新築戸建て・中古住宅の売買を行なっております。
不動産を検討されている方のほとんどの方は期待と不安を持って物件を探されます。
そんなお客様に寄り添い、同じ目線に立った接客をさせていただきます。

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