2026-10-24
不動産を売り出しているのに、他社経由の内見や問い合わせがほとんどなく、「本当に物件が適切に紹介されているのか」と不安になる方もいるでしょう。
販売状況を確認しないまま進めると、本来接点を持てた購入希望者を逃すおそれがあります。
囲い込みは、売主の意向に反して物件情報の流通を意図的に制限する行為です。
仕組みと不利益を理解し、レインズの登録証明書や売主専用画面を確認すれば、売却活動の透明性を確かめる手掛かりになります。
目次FAQ
不動産売却の囲い込みとは何ですか?
売却を任された不動産会社が、自社で買主も見つける目的などから、売主の意向に反して他社による購入希望者の紹介を意図的に妨げる行為です。
囲い込みをされると売主にはどんなデメリットがありますか?
購入希望者と接触する機会が減り、売却の長期化や値下げ、より良い条件で売れる機会の損失につながるおそれがあります。
自分の物件が囲い込みされていないか確認できますか?
専任媒介・専属専任媒介では、レインズの登録内容や取引状況を確認でき、囲い込みを判断する手掛かりになります。ただし、画面だけで有無を断定できるわけではありません。
囲い込みとは、売主の意向に反して他社からの問い合わせや購入希望者の紹介を妨げ、物件の流通機会を狭める行為です。
国土交通省も、故意に物件の取引状況を隠し、売主の意向に反して物件を紹介しない行為を囲い込みとして説明しています。
囲い込みと「両手仲介」は同じ意味ではありません。
両手仲介は、1つの不動産会社が売主と買主の双方を仲介する取引形態です。
一方、片手仲介は、売主側と買主側を別々の不動産会社が仲介します。
問題になるのは、自社で両手仲介を成立させる目的などから、売主の意向に反して他社への紹介を意図的に妨げる行為です。
| 取引形態 | 仲介する会社 | 特徴 |
|---|---|---|
| 両手仲介 | 同じ会社が売主・買主双方を仲介 | 売主・買主の双方から仲介手数料を受け取れる |
| 片手仲介 | 売主側と買主側で別の会社が仲介 | 売主側・買主側それぞれの会社が手数料を受け取る |
囲い込みを理解するには、物件情報を共有するレインズの仕組みも知っておく必要があります。
レインズ(不動産流通標準情報システム)は、宅地建物取引業者間で物件情報を共有する仕組みです。
専任媒介契約では媒介契約締結日の翌日から7日以内、専属専任媒介契約では翌日から5日以内に指定流通機構へ登録する義務があり、宅地建物取引業者の休業日は期間に算入されません。
参照
不動産売却の進め方や媒介契約について不安がある場合は、現在の状況を整理したうえで当社へご相談ください。
お問い合わせはこちら囲い込みで購入希望者との接点が制限されると、売却の長期化・値下げ・より良い条件で売れる機会の損失につながるおそれがあります。
他社が抱える購入希望者に物件情報が届かなければ、内見や購入の申し込みにつながる入口が減ります。
そのため、物件に需要があっても反響が少ないように見え、売却活動が長引く可能性があります。
反響が少なければ、売出価格の見直しを提案されることもあります。
しかし、反響不足の原因が価格なのか、情報の流通が制限されているためなのかで判断は変わります。
また、他社経由の購入希望者が紹介されなければ、複数の購入条件を比較する機会も減ります。
価格だけでなく、引渡し時期や契約条件などを含め、より希望に合う申し込みを検討できない可能性があります。
| デメリット | 起こり得ること | 売主への影響 |
|---|---|---|
| 売却期間の長期化 | 購入希望者との接点が減る | 成約機会が狭まりやすい |
| 値下げにつながる | 反響不足を理由に価格変更を検討する | 必要以上に条件を下げる可能性がある |
| 売却機会の損失 | 他社経由の申込みを比較できない | より良い価格・条件を逃す可能性がある |
囲い込みがあっても、必ず売却が長引いたり、値下げが必要になったりするわけではありません。
販売状況を確認し、価格変更の必要性と販売活動の内容を切り分けて考えることが重要です。
専任媒介・専属専任媒介では、登録証明書を受け取り、レインズの売主専用画面で登録内容と取引状況を確認することが基本です。
専任媒介・専属専任媒介では、レインズへの登録後に不動産会社から登録証明書が交付されます。
登録証明書に記載されたURLや二次元コードから売主専用画面へアクセスし、ID・パスワードを使って登録内容や取引状況を確認できます。
売主専用画面では、取引状況として「公開中」「書面による購入申込みあり」「売主都合で一時紹介停止中」のいずれかが表示されます。
売主の認識と表示が一致しない場合は、媒介会社へ理由を確かめましょう。
契約前であれば、一般媒介を含む媒介契約の違いも理解したうえで選びましょう。
囲い込みのリスクを減らす方法として、複数の会社へ依頼できる一般媒介契約を検討する考え方もあります。
また、両手仲介の比率だけで囲い込みの有無を判断することはできません。
他社から問い合わせがあった場合の対応方針や、販売活動の報告内容も具体的に確認しましょう。
参照
囲い込みは、売主の意向に反して他社からの紹介などを妨げ、物件の流通機会を狭める行為です。
両手仲介そのものとは区別し、売却の長期化や値下げ、より良い条件で売れる機会の損失につながるおそれを理解しておきましょう。
専任媒介・専属専任媒介では、登録証明書とレインズの売主専用画面を使って登録内容や取引状況を確認できます。
ただし、画面の表示だけで囲い込みの有無を断定できるわけではありません。
販売活動報告とも照らし合わせ、疑問や不一致があれば媒介会社へ具体的な説明を求めることが大切です。
この記事のハイライト ●不動産売却に関して、印紙税や譲渡所得税などの税金がかかる●譲渡所得税は、不動産売却で得た利益に税率をかけて計算される●不動産売却では、売却のタイミン...
2023-03-10
この記事のハイライト ●空き家を所有しているだけで、固定資産税や維持・管理のための費用がかかる●空き家を売却する場合、「古家付き」とするか、解体して更地にするかを選択する●...
2023-03-10
この記事のハイライト ●媒介契約までの流れは査定依頼・簡易査定・訪問査定・査定結果報告の順で進む●売却活動の流れは広告宣伝・問い合わせと内覧対応・買付証明書の受領・契約条件...
2023-03-10
この記事のハイライト ●不動産売却の諸経費では仲介手数料が大きな割合を占める●仲介手数料は法律で決まった計算方法と上限がある●仲介手数料は安いから良いとは限らない 不動産会...
2023-03-10
親の家を将来相続する予定でも、自分や家族が住む予定がないと「とりあえず相続してよいのか」「負担になる前に手放すべきか」と迷...
2026-09-28
持ち家を相続した場合、遺言書の確認から相続人・財産の調査、遺産分割、相続登記、必要に応じた相続税の申告まで...
2026-09-28
相続で旗竿地を引き継いだものの、このまま持ち続けるべきか、それとも売却した方が良いのか悩んでいませんか。一見すると扱いが難しそうな旗竿地でも、ポイントを押さえて手続きを進めれば、スムーズな売却につなげることができます。し...
2026-09-15
鹿児島市で旗竿地を相続したものの、名義変更や売却の流れが分からず手を付けられずにいる方は少なくありません。形状が特殊な旗竿地は、接道状況や利用方法によって評価や売却しやすさが大きく変わるため、相続直後の対応が重要になりま...
2026-09-10
空き家の台風対策をしたいものの、「離れた場所にあるので何を確認すればよいか分からない」「すでに雨漏りや屋根の破損があり、ど...
2026-10-24
空き家の天井にシミがある、室内がカビ臭い、壁紙が変色していると、雨漏りを...
2026-10-24
「長く使っていない実家があるけれど、このまま放置して大丈夫なのか」。そんな不安を抱えながらも、具体的な売却方法までは調べきれていない方は少なくありません。特に鹿児島市の空き家は、老朽化や維持費の負担だけでなく、特定空家に...
2026-04-27
相続や離婚をきっかけに、気がつけば空き家の問題を抱えてしまった。そのようなご相談が、ここ数年で一気に増えています。遠方に住んでいて管理ができない、固定資産税だけ払い続けている、近隣から草木や老朽化を心配する声が届いている...
2026-04-13
離婚をきっかけに、鹿児島市で所有している不動産を売却すべきかどうか、そしていつ売るのが良いのか悩んでいませんか。感情的にも経済的にも大きな決断になるため、勢いだけで動くと、後になって後悔してしまうケースも少なくありません...
2026-06-16
この記事でわかること ・片方だけの名義でも、婚姻中に築いた不動産なら財産分与の対象 ・共有名義の不動産全体の売却には、名義人全員の同意が必要 ・話し合いが進まない場合は、弁護士へ相談や家庭裁判所への申立てを検...
2026-04-29
シングルマザーでもマイホームを購入できるのか悩む方は多いです。両親の離婚や死別などを理由に経済的不利な状況にある場合、国からの支援が受けられる可能性がありますが、細かい規定があるので確認が必要です。こちらの記事では、...
2025-03-12
婚姻期間中に購入したマンションは、離婚時における財産分与の対象となります。しかしそもそも財産分与とはどのような制度か、マンションをどのように財産分与したら良いのかがわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は...
2025-01-21
遠方に住んでいる、仕事が忙しい、病気や高齢で外出が難しいなどの事情から、不動産売却を代理人に任せたいと考える方もいるでしょ...
2026-10-24
不動産を売り出しているのに、他社経由の内見や問い合わせがほとんどなく、「本当に物件が適切に紹介されている...
2026-10-24
不動産の売却や査定という言葉は耳にしても、実際に自分ごとになると、何から手を付ければよいのか不安に感じる方が多いものです。特に鹿児島市で初めて不動産売却を検討する場合、査定の仕組みや流れ、そして基本的な考え方をきちんと押...
2026-10-23
すでに複数社から不動産査定を取り、鹿児島市の物件について金額差が大きくて戸惑っていませんか。同じ不動産なのに査定額がここまで違うのはなぜなのか、本当に信頼できる金額はどれなのか、不安に感じるのは当然です。しかし、査定の仕...
2026-10-22