2024-05-21
テラスハウスやタウンハウスなどとも呼ばれる長屋式住宅。
物件によって異なりますが、一般的には通常の一戸建てや集合住宅よりも売りにくいとされています。
今回は長屋式住宅とは一体どのようなものなのか、売りにくい理由や売却方法について解説します。
売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
\お気軽にご相談ください!/

まずは、長屋式住宅とはどのようなものなのか、特徴や共同住宅とはなにが違うかについて解説します。
長屋式住宅とは、一つの建物のなかで壁を介して複数の住戸が存在する建物のことです。
連棟式建物とも呼ばれ、いわゆるテラスハウスも、建築基準法上では長屋として取り扱われます。
一つの建物として登記されているものの、二戸以上の住戸が一体化している住宅です。
長屋式住宅とは、一つの建物のなかに複数の住戸があるため、マンションやアパートといった共同住宅と似ています。
しかし、共同住宅とは異なる点があり、内容は下記のとおりです。
違いとしてまず挙げられるのが、外から直接室内に出入りできることです。
一般的なマンションやアパートの場合、エントランスを通ったり共用部分の階段を使ったりして、室内に入ることになります。
しかし、長屋式住宅では各住戸に玄関があるため、外から直接室内に入ることが可能です。
複数の住戸の一つですが、一戸建てのような住み心地を得られるのが、メリットとなるでしょう。
また、敷地が2m以上道路に接していれば、建築することが可能です。
共同住宅では、敷地が4m以上道路に接している必要があります。
旗竿地のような不整形地にも建てやすく、建築コストを抑えられることも、魅力的なポイントです。
さらに、特殊建築物に該当しないため、建築時に制限を受けにくくなります。
長屋式住宅が建てられる主な理由は、限られた土地を有効活用するためです。
たとえば相続で取得した土地を複数にわけると、建築基準法で定められた接道義務を満たせない土地が生まれることがあります。
接道義務とは、災害時に緊急車両をスムーズに侵入させるため、4m以上の道路に、敷地が2m以上接している必要があるというルールです。
接道義務を満たせないと建物を建てることができません。
先述のとおり、長屋式住宅なら敷地が2m以上道路に接していればOKなので、土地を有効活用できます。
▼この記事も読まれています
不動産売却でかかる税金の種類は?譲渡所得税の節税方法も解説
\お気軽にご相談ください!/

続いて、長屋式住宅が売却しにくいといわれる理由について解説します。
理由としてまず挙げられるのが、住宅ローンの審査がとおりにくいことです。
長屋式住宅は、建て替えやリフォームを独断で判断することができず、隣家と話しあったりスケジュールを組んだりする必要があります。
通常の不動産より手間がかかるため、買主が見つかりにくいのが現状です。
買主が見つからなければ担保価値が下がってしまいます。
土地や建物といった不動産の購入時は、金額が大きくなるため住宅ローンを利用するのが一般的です。
金融機関はお金を貸す際、対象の土地や建物に対して抵当権を設定します。
抵当権とは、金融機関が不動産を担保にする権利です。
万が一返済が不可となった場合、担保にしている土地や建物を売り、債権を回収します。
担保価値が低ければ、売っても貸したお金が返ってこない恐れがあるでしょう。
そのため、審査が厳しくなったり否決になったりする可能性があります。
購入時は現金一括か、金利の高いローンを使う必要があるため、売却しにくくなるのです。
独断で再建築ができないことも、売却しにくい理由の一つです。
長屋式住宅には、廊下や階段といった共有部分は存在しないものの、それぞれの住戸が壁を共有した状態となっています。
そのため、隣家と協議せずに、所有者が単独での再建築をおこなうことは困難です。
たとえば切り離しをおこなう場合、工事中の騒音や衝撃に対する配慮も考えなければなりません。
また、切り離しによって建物の強度が低くなることがあるので、補強工事も必要です。
どのような工事をおこなうかは、住民それぞれと話しあったり、協力を得たりする必要があります。
しかし、切り離したあとの建物が、建築基準法を満たすことが条件です。
建築基準法を満たせない場合、建築許可が下りず、再建築不可となります。
▼この記事も読まれています
売却前におこなう家の解体費用の相場は?工事の流れとデメリットも解説
\お気軽にご相談ください!/

最後に、長屋式住宅を好条件で売却する方法について解説します。
方法としてまず挙げられるのが、リノベーションをおこなうことです。
そのままでは住めない状態なら、可能な範囲でリノベーションを実施し、付加価値を付けて売りに出してみます。
シンプルモダンや昭和レトロ、開放感のある家など、そのときのニーズに合った工事をおこなえば、スムーズに売却できるかもしれません。
ただし、リノベーションにかかった費用を売却価格に上乗せするのは難しいため、回収しにくくなります。
そのため、最低限のリノベーションにしたり、不動産会社と相談してどのような工事をおこなったりするのかを、じっくり決めるべきといえるでしょう。
また、リノベーションをおこなう際は、トラブルにならないようあらかじめ隣家との相談も必要です。
不動産買取で売ることも、方法のひとつです。
買取とは、不動産会社が直接土地や建物を買い取る方法となります。
立地の条件の悪い土地や、築年数の経過した建物など、仲介では売りにくい不動産でも、スムーズに売れる能性があります。
仲介のように購入者を探す必要もないため、早く現金化できることも、大きなメリットといえるでしょう。
ただし、仲介と比べて安く売ることになる点に注意が必要です。
一般的には60%~70%ほど売却価格が低くなるといわれており、買取価格によっては赤字になることもあります。
とはいえ、仲介で売りに出して売れ残ってしまったり、値引きしたりすることを考えると、買取のほうがメリットがあるかもしれません。
方法として、長屋式住宅に住んでいるほかの所有者に購入してもらうことも挙げられます。
実際に「子どものために購入したい」という方がおり、成約に至ったケースもあります。
相場より価格を低くしなくても売れた事例もあるので、打診してみるもの一つの方法といえるでしょう。
販売活動では、実際に室内を見てもらったり、魅力的な点を伝えたりします。
良い家だと思ってもらえれば、購入を前向きに考えてくれるかもしれません。
▼この記事も読まれています
住みながら不動産を売却する方法とは?メリットや注意点をご紹介
長屋式住宅とは、一つの建物のなかで壁を介して複数の住戸が存在している建物のことで、一戸建てのような住み心地を得ることができます。
住宅ローンの審査にとおりにくいことや、独断で再建築ができないことなどが売却しにくい理由です。
売却の際はリノベーションをおこなったり、買取といった方法を検討しましょう。
鹿児島市の不動産売却なら南国殖産株式会社へ。
安心と信頼の地域総商社で、不動産についての気になる相談に真摯に対応いたします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
この記事のハイライト ●不動産売却に関して、印紙税や譲渡所得税などの税金がかかる●譲渡所得税は、不動産売却で得た利益に税率をかけて計算される●不動産売却では、売却のタイミン...
2023-03-10
この記事のハイライト ●空き家を所有しているだけで、固定資産税や維持・管理のための費用がかかる●空き家を売却する場合、「古家付き」とするか、解体して更地にするかを選択する●...
2023-03-10
この記事のハイライト ●媒介契約までの流れは査定依頼・簡易査定・訪問査定・査定結果報告の順で進む●売却活動の流れは広告宣伝・問い合わせと内覧対応・買付証明書の受領・契約条件...
2023-03-10
この記事のハイライト ●不動産売却の諸経費では仲介手数料が大きな割合を占める●仲介手数料は法律で決まった計算方法と上限がある●仲介手数料は安いから良いとは限らない 不動産会...
2023-03-10
この記事のポイント負債の限定: 相続した資産(家や預金)の範囲内でのみ借金を返済する。資産の維持: 「先買権」により、借金があっても実家を優先的に買い取れる可能性がある。期限と条件: 相続人「全員」の合意が必要で、期限は...
2026-03-27
不動産の相続が発生した際、「相続税がどれほどかかるのだろう」「節税できる方法はあるのか」と悩む方が鹿児島市でも増えています。大切な財産である不動産を次世代へスムーズに承継するには、正しい知識と備えが不可欠です。この記事...
2026-03-25
不動産を相続した後、その不動産を売却する際には、思いもよらない税金や手続きが必要になります。どんなに大切な資産であっても、知らずに進めることで損をしてしまう方も少なくありません。この記事では「鹿児島市で相続した不動産を...
2026-03-24
鹿児島市で相続した不動産の売却を検討している方へ、ご自身の財産をより有利に手放すためには「正しい査定」が大きな鍵となります。しかし、査定と一口に言っても、どのような基準や手順で進めればよいか分からず悩まれている方も多い...
2026-03-23
「長く使っていない実家があるけれど、このまま放置して大丈夫なのか」。そんな不安を抱えながらも、具体的な売却方法までは調べきれていない方は少なくありません。特に鹿児島市の空き家は、老朽化や維持費の負担だけでなく、特定空家に...
2026-04-27
相続や離婚をきっかけに、気がつけば空き家の問題を抱えてしまった。そのようなご相談が、ここ数年で一気に増えています。遠方に住んでいて管理ができない、固定資産税だけ払い続けている、近隣から草木や老朽化を心配する声が届いている...
2026-04-13
築40年以上の古い空き家をお持ちの方の中には、「本当に売れるのか」「このまま持ち続けるべきか」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。特に、毎年の固定資産税や管理の手間が重く感じられ、「手放すべきか判断がつかない」という...
2026-02-26
この記事のハイライト ●名義変更をしないと売却が困難になったり親族間トラブルに発展したりするリスクがある●相続・売買・贈与などで空き家を取得した際にはそれぞれの目的に応じた名義変更手続きが必要●空き家の名義...
2026-01-27
この記事でわかること ・片方だけの名義でも、婚姻中に築いた不動産なら財産分与の対象 ・共有名義の不動産全体の売却には、名義人全員の同意が必要 ・話し合いが進まない場合は、弁護士へ相談や家庭裁判所への申立てを検...
2026-04-29
シングルマザーでもマイホームを購入できるのか悩む方は多いです。両親の離婚や死別などを理由に経済的不利な状況にある場合、国からの支援が受けられる可能性がありますが、細かい規定があるので確認が必要です。こちらの記事では、...
2025-03-12
婚姻期間中に購入したマンションは、離婚時における財産分与の対象となります。しかしそもそも財産分与とはどのような制度か、マンションをどのように財産分与したら良いのかがわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は...
2025-01-21
離婚を機に不動産の売却を検討している方は、いつ売るべきか、オーバーローンにならないか、どんな媒介契約を結ぶべきか、気になることが多いでしょう。しかし、これらのことは、不動産の市場や自分の状況によって変わってきます。そ...
2024-02-20
相続や離婚、転勤などで、鹿児島市の戸建てをどうするべきか悩んでいませんか。住む予定がないまま相続した戸建てを放置すると、固定資産税の負担だけでなく、防犯や老朽化のリスクも少しずつ大きくなっていきます。その一方で、どのタイ...
2026-05-15
相続や離婚、さらに急な転勤などで、鹿児島市の戸建てを早期売却しなければならない場面は、ある日突然やってきます。限られた時間の中で、できるだけ損をせず、しかもスムーズに手放したいと考えるのは当然のことです。しかし、焦って進...
2026-05-14
鹿児島市で戸建ての売却や住み替えを検討し始めたものの、仲介で売るべきか、それとも戸建て買取の専門業者に依頼したほうが良いのか迷ってはいないでしょうか。さらに、売却までの期間や、手続きの流れ、税金や書類の準備など、不安や疑...
2026-05-13
鹿児島市で戸建ての買取を検討しているものの、自分の家はいくらくらいになるのか、相場が分からず不安に感じていませんか。売却と比較してどれくらい価格が変わるのか、どの情報を参考にすればよいのかが分からないと、判断を先延ばしに...
2026-05-12