2024-06-18
不動産売却を検討されている方のなかには、ローンの返済に困って任意売却を考えている方もいらっしゃるでしょう。
このような任意売却を、親子間でおこなうとメリットがあるのかご存じでしょうか。
今回は、任意売却を親子間でおこなうメリットと、任意売却を親子間でおこなう際の注意点について解説します。
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任意売却を親子間でおこなうメリットには「住み続けることができる」「周囲に任意売却を知られない」などが挙げられます。
まず、一般的な売却の場合、買主が買い取った家に売主が住むことはありません。
しかし、親子間の任意売却であれば、親が売主、子が買主とした場合で考えてみると、売却後に子の不動産に親が住み続けることも可能です。
不動産を所有しているのは子ですが、親を家に住まわせることに制限はないので、この場合はメリットになるでしょう。
また、一般的な不動産売却であれば、売却する不動産の情報を公開して買主を見つけることになります。
このように、第三者が不動産の購入をするとなると、不動産の売買情報が第三者から漏れてしまう可能性もあります。
しかし親子間であれば、親や子が周囲に情報を漏らすことは考えにくく、第三者との売買のように情報が流れることもありません。
周囲に不動産の売買を知られたくない方にとっては、メリットといえるでしょう。
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任意売却を親子間でおこなう際に注意したい点として、まず挙げられるのが「売買の価格」です。
不動産の価格を一般的な市場価格と比較して相当安い価格で売買すると、売買ではなく贈与ではないかと疑われる原因になります。
不動産の贈与とみなされた場合には、贈与税がかかるので、安い価格での売買には注意しましょう。
一方で、売買する価格は一般的な市場価格より高く設定すれば良いのでは?と思うかもしれません。
しかし、売主が購入した価格を上回る金額で売買してしまうと、売買益が発生してしまい所得税の対象となることがあります。
さらに、「ローンの審査に通らない」場合があることも注意点に挙げられます。
これは、仮に親が不動産の売却したあとに、新たに住宅ローンを組もうとしても、債務の置き換えと判断されてしまう可能性があるからです。
この場合、親に安定した収入があったとしても、住宅ローンの審査に通らない場合が多くなるので注意しましょう。
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任意売却を親子間でおこなうメリットには「住み続けることができる」「周囲に任意売却を知られない」などが挙げられます。
なお、「売買の価格」や「ローンの審査に通らない」といった点には注意しておくと、売買時や売買後もトラブルが生じにくいでしょう。
このように、メリットや注意点もふまえて、親子間の任意売買を進めてみてはいかがでしょうか。
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