2023-09-12
土地を持っている方のなかには、底地を持っている方も少なからずいらっしゃるでしょう。
その底地を売却するときには、メリットもあればデメリットもあるため、注意が必要です。
今回は、底地とは何か、底地を売却するメリットとデメリット、売却方法をご紹介していきます。
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底地は借地権がついた土地であり、人に貸して利益を得る土地で、一般的には貸地と呼ばれます。
土地の所有者は土地を貸して賃料をもらう権利である底地権を持ち、土地を借りた方は土地を借りてお金を払い、家を建てる権利である借地権の所有が可能です。
底地の所有者は土地を貸しているため土地の賃料をもらえますが、土地にかかる固定資産税や都市計画税などの納税義務もあります。
税金の支払い額が土地の賃料とほぼ同じであれば、あまり収益にならず所有していても良い点はあまりないでしょう。
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底地を売却するメリットは、納税義務がなくなり、今後のトラブルもなくなる点です。
売却せず所有したまま底地の所有者が亡くなった場合、財産分与が難しくなるリスクや固定資産税と都市計画税の支払い義務を負わなければなりません。
底地の賃貸収入が黒字にならなければ、売却して現金化するほうがトラブルもなくなります。
底地のデメリットは、自由に土地を使えない点です。
底地は他の方へ土地を貸しているため、貸している期間は一定の収入を得られます。
ただ賃料収入は得られてもその土地は貸しているため、土地を自由に使えず、土地の資産価値も低くなっています。
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売却の方法はまず、借地人に底地を売却する方法です。
借地人にとって底地の所有権設定してしまえば、土地の賃料を払う必要がなくなるメリットがありますが、賃料を毎月支払うほうが良いといわれれば売却は難しいでしょう。
次に、借地権と合わせて底地を売却する方法です。
相続などで借地権を所有しても、土地を使う予定がなく毎月土地の固定資産税や都市計画税を払うのは無駄になってしまう場合、底地と一緒に売却したほうがよいでしょう。
底地と借地権を別々に売却するよりも、セットにするほうが売りやすいです。
最後に、底地と借地権を等価交換する方法です。
底地と借地権の一部を交換し、借地人と地主が完全所有権のついた土地を所有できます。
たとえば、土地全体のうち、借地人が60%、地主が40%の比率で底地と借地権を分けて、各自所有権のついた土地を所有するなどです。
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今回は、底地とは何か、底地を売却するメリットとデメリット、売却方法をご紹介してきました。
底地は借地権がついた土地であり、地主は自由に土地を利用できなく資産価値が低くなりますが、売却すれば納税義務がなくなります。
底地の売却は借地人に買ってもらう方法と底地と借地権を等価交換する方法があります。
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