2025-06-17
相続によって相続税が発生する場合、ご自身で税額を計算・申告しなければなりません。
はじめての相続では、「自分で間違わずに申告できるだろうか」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
今回は相続税の申告は自分でできるのか、申告の流れと専門家に依頼したほうが良いケースについて解説します。
鹿児島市で相続税の申告方法についてお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。
\お気軽にご相談ください!/

被相続人(亡くなった方)の遺産を相続すると、相続税が課される可能性があります。
相続税とは、被相続人の財産を相続または遺贈によって受け取った際に、その財産に対して課される国税です。
相続税の申告は税理士に依頼する方もいらっしゃいますが、専門家の力を借りずに自分ですることもできます。
そもそも相続税の申告が必要ない場合もあるので、どのような場合に相続税の申告が必要なのか把握しておきましょう。
相続税は、遺産を相続した方全員に課されるわけではありません。
相続税には基礎控除が設けられており、基礎控除を超えた部分に対して税金がかかります。
基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で、相続人の数が多いほど控除額も高くなります。
たとえば相続人が2人であれば基礎控除額は4,200万円となり、4,200万円以内の相続財産であれば相続税はかかりません。
基礎控除を超えた部分に対して、取得した財産の額に応じて10~55%の累進税率で課税されます。
相続財産が基礎控除額を超えていても、相続税が必ず発生するわけではありません。
その理由は、特例を利用することで税負担を抑え、結果的に相続税がかからないケースもあるためです。
相続時に利用できる特例や制度には、「配偶者の税額軽減」や「小規模宅地等の特例」などがあります。
たとえば配偶者の税額軽減を適用すると、最大で1億6,000万円または法定相続分まで非課税にできます。
こうした特例や制度を利用するには、相続税の申告が必要です。
相続税が0円になったとしても、税務署に申告しなければ特例を利用できない点にご注意ください。
▼この記事も読まれています
相続による換価分割とは?メリットやかかる税金も解説
\お気軽にご相談ください!/

相続税の申告は自分でもできますが、場合によっては専門家に依頼したほうが良いこともあります。
専門家に依頼したほうが良いケースとは、たとえば相続財産が多く内容が複雑な場合や土地が多数ある場合などです。
遺産に不動産・株式・事業資産などが含まれていると評価や分割が難しくなるため、自分ですべてやると少し面倒かもしれません。
また複数の相続人がいて意見が分かれている場合も、第三者である専門家が間に入ることで円滑に進めやすくなります。
一方で以下のような場合は、手続きがそこまで難しくないので、まずは自分で挑戦してみるのも良いでしょう。
相続する方が一人の場合、遺産分割協議を行う必要がなく、手続きが比較的簡単なため、自分でも申告がしやすいといえます。
遺産分割協議とは、遺産をどのように分割するか、相続人全員で話し合うことです。
遺産分割協議を成立させるには相続人全員の同意が必要であり、意見の対立によって話し合いが長引くケースも多いです。
相続する方が一人であれば遺産分割協議が不要かつ他に相続人がいないので、遺産の分け方をめぐって争いになる心配もありません。
また相続税を計算する際も、相続人ごとの取得割合に応じて税額を按分する必要がなく、全体の相続財産に対して税額を計算するだけで済みます。
このように相続人が一人であるケースでは、申告にかかる手間や負担が少ないので、自力で対応しやすい状況といえるでしょう。
相続財産に土地が含まれている場合、相続税の申告は専門家に依頼するのが安心です。
土地の相続税評価は複雑で、立地や形状、接道状況などによって同じエリアでも評価額が大きく変わることがあり、専門的な知識がないと正しく計算するのが難しいためです。
とくに市街地の住宅地や商業地では、補正項目を誤って適用してしまうと、実際よりも高く評価されてしまい、結果として本来支払う必要のない税金を多く負担してしまう可能性もあります。
一方で相続財産が現金や預貯金のみで構成されている場合は、残高をそのまま評価額として扱えるため計算がシンプルです。
こうした財産構成であれば、専門家の力を借りずに、自分で相続税申告を検討することも可能でしょう。
さらに、相続財産の総額が5,000万円以下と比較的少なく、生前贈与がないなど申告内容が単純である場合にも、自分での申告はしやすいといえます。
▼この記事も読まれています
相続における現物分割とは?メリットやしやすいケースを解説
\お気軽にご相談ください!/

相続税には申告期限があり、被相続人が亡くなった日の翌日から10か月以内です。
自分で申告する場合、時間がかかる可能性があるため、流れを把握して早めに準備することが大切です。
最後に、相続税の申告を自分で行う場合の全体的な手続きの流れについて解説します。
相続税の申告が必要だと分かったら、まずは申告書を手に入れましょう。
申告書は第1表から第15表までありますが、すべての書式を使う必要はありません。
必要な書類は相続財産の種類や内容によって異なるため、申告の前に確認しておきましょう。
なお、書式は年度ごとに内容が変わるので、被相続人が亡くなった年度の書式を入手する必要があります。
年度を間違えて提出してしまうと、税務署から修正を求められることもあるため、間違いのないように確認しましょう。
申告書は最寄りの税務署で受け取るほか、国税庁のホームページからダウンロードすることも可能です。
次に、法定相続人と相続財産を確定させましょう。
法定相続人とは、法定相続人とは、民法で定められた「被相続人の財産を受け継ぐ権利がある方」のことです。
主に配偶者や子ども、直系尊属(父母・祖父母など)といった血族が該当し、被相続人の家族構成によって誰が法定相続人になるかは異なります。
法定相続人は被相続人の戸籍謄本で確認し、あわせて相続財産も確定させておきましょう。
次に、申告に必要な書類を揃えます。
上記の他にも、相続財産の内容によりさまざまな書類が必要になります。
国税庁ホームページに提出書類が記載されているので、確認しながら揃えると良いでしょう。
必要書類も揃えたら申告書を作成し、「被相続人の住所を管轄する税務署」に提出します。
申告書は、被相続人の死亡を知った日の翌日から10か月以内に提出しなければなりません。
税務署が遠いなどの理由で直接提出できない場合には、郵送での提出も検討しましょう。
▼この記事も読まれています
相続した不動産を売却するときに覚えておきたい流れや注意点とは?
相続税の申告は、自分で行うことも可能です。
相続財産が基礎控除内で収まる場合や、現金・預貯金のみで構成されている場合、また相続人が一人で分割協議が不要な場合などは、比較的スムーズに手続きできます。
ただし、遺産に土地が含まれている場合や相続財産の総額が多く内容が複雑な場合は、誤った評価で過大な税金を支払うリスクもあるため、専門家の相談するのが賢明です。
申告は被相続人が亡くなった日の翌日から10か月以内に行わなければならないので、余裕をもって準備を進めましょう。
鹿児島市の不動産売却・買取なら、弊社へ。
安心と信頼の地域総商社で、不動産についての気になる相談に真摯に対応いたします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

南国殖産株式会社
鹿児島市を拠点に地域密着型の不動産売却・査定サービスを提供しています。
当社は、業界年数65年のなかで買取実績が100件以上、成約率90%以上という実績を残してきました。これらの実績に裏付けられた確かなノウハウにて、お客様の物件が適した条件で売却されるよう、的確な査定と効果的なマーケティング戦略を提供いたします。
■強み
・業界年数65年、買取実績が100件以上、成約率90%以上
■事業
・不動産売却(仲介 / 買取)
・宅地開発 / 造成工事 / 宅地分譲販売
相続によって入手した土地は、どのように売却するのが良いのかわからないケースが多いです。不動産売買には、個人に売る以外に不動産業者が買い取る不動産買取があります。そこでこちらの記事では、相...
2025-05-07
マンションを相続する場合、評価額は一戸建ての場合と比べてどう変わるのでしょうか。とくに、集合住宅は買主の持ち物となる専有部分と住民全員で使う共用部分に分かれるため、分けて考えなければなり...
2025-05-15
この記事のハイライト ●仏壇を現在の住まいに移せなければ小さいものに変更するか処分することになる●仏壇の移動や処分をする際は閉眼供養や開眼法要、お焚き上げといった儀式をおこ...
2025-05-24
この記事のハイライト ●不動産の相続をしただけであれば基本的に確定申告は不要●不動産を売却した・現金化してから相続・収入を生む不動産や土地・寄付の場合は確定申告が必要となる...
2025-06-24
相続で旗竿地を引き継いだものの、このまま持ち続けるべきか、それとも売却した方が良いのか悩んでいませんか。一見すると扱いが難しそうな旗竿地でも、ポイントを押さえて手続きを進めれば、スムーズな売却につなげることができます。し...
2026-09-15
鹿児島市で旗竿地を相続したものの、名義変更や売却の流れが分からず手を付けられずにいる方は少なくありません。形状が特殊な旗竿地は、接道状況や利用方法によって評価や売却しやすさが大きく変わるため、相続直後の対応が重要になりま...
2026-09-10
相続で突然、鹿児島市の旗竿地の実家を引き継ぐことになると、売るべきか、残すべきか、そして相続税や手続きはどうすればよいのかなど、次々と不安が出てきます。通路のように細長い部分と奥に広がる土地という、少し特殊な形状だからこ...
2026-09-03
相続で突然、再建築不可の物件を引き継ぐことになると、どう扱えば良いのか分からず不安になる方は少なくありません。特に鹿児島市では、古くからの道路事情や地形の影響で、建築基準法上の接道義務を満たさず、再建築不可となっているケ...
2026-08-27
「長く使っていない実家があるけれど、このまま放置して大丈夫なのか」。そんな不安を抱えながらも、具体的な売却方法までは調べきれていない方は少なくありません。特に鹿児島市の空き家は、老朽化や維持費の負担だけでなく、特定空家に...
2026-04-27
相続や離婚をきっかけに、気がつけば空き家の問題を抱えてしまった。そのようなご相談が、ここ数年で一気に増えています。遠方に住んでいて管理ができない、固定資産税だけ払い続けている、近隣から草木や老朽化を心配する声が届いている...
2026-04-13
築40年以上の古い空き家をお持ちの方の中には、「本当に売れるのか」「このまま持ち続けるべきか」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。特に、毎年の固定資産税や管理の手間が重く感じられ、「手放すべきか判断がつかない」という...
2026-02-26
この記事のハイライト ●名義変更をしないと売却が困難になったり親族間トラブルに発展したりするリスクがある●相続・売買・贈与などで空き家を取得した際にはそれぞれの目的に応じた名義変更手続きが必要●空き家の名義...
2026-01-27
離婚をきっかけに、鹿児島市で所有している不動産を売却すべきかどうか、そしていつ売るのが良いのか悩んでいませんか。感情的にも経済的にも大きな決断になるため、勢いだけで動くと、後になって後悔してしまうケースも少なくありません...
2026-06-16
この記事でわかること ・片方だけの名義でも、婚姻中に築いた不動産なら財産分与の対象 ・共有名義の不動産全体の売却には、名義人全員の同意が必要 ・話し合いが進まない場合は、弁護士へ相談や家庭裁判所への申立てを検...
2026-04-29
シングルマザーでもマイホームを購入できるのか悩む方は多いです。両親の離婚や死別などを理由に経済的不利な状況にある場合、国からの支援が受けられる可能性がありますが、細かい規定があるので確認が必要です。こちらの記事では、...
2025-03-12
婚姻期間中に購入したマンションは、離婚時における財産分与の対象となります。しかしそもそも財産分与とはどのような制度か、マンションをどのように財産分与したら良いのかがわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は...
2025-01-21
鹿児島市で旗竿地を所有しており、いざ売却しようとすると想像以上に問い合わせが少なく、不安になってはいませんか。たしかに旗竿地は一般的に売れにくいといわれがちで、査定価格や購入検討者の反応にも、その影響が表れやすい土地形状...
2026-09-18
鹿児島市で旗竿地を売却しようとしても、なかなか問い合わせが入らず不安を感じていませんか。通路が細く奥まった土地形状は、一般的に売りにくいと言われがちです。しかし、建築基準法上の接道義務や再建築の可否、境界や通路の権利関係...
2026-09-17
旗竿地を所有しているものの、本当に希望の価格で売却できるのか不安に感じていませんか。鹿児島市でも、細い通路の先に奥まった形状をした旗竿地は、一般的な整形地より評価が下がりやすいといわれます。しかし、タイミングと準備をしっ...
2026-09-14
旗竿地の売却は難しいと耳にすることが多く、鹿児島市で土地をお持ちの方の中には、このまま売れないのではと不安を感じている方もいるかもしれません。たしかに日当たりが悪い、道路から奥まっているといった条件は、一般的にはマイナス...
2026-09-09