2025-02-11

転勤などで引っ越すことになったとき、所有している一戸建てを「売る」か「貸す」かで悩むことがあるでしょう。
一戸建てを「売る」と「貸す」のどっちが良いのかは状況に応じて異なるので、さまざまな視点から検討することが大切です。
そこで今回は一戸建てを「売る」と「貸す」のどっちがおすすめかについて、それぞれのメリット・デメリット、収支シミュレーションとともに解説します。
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現在住んでいる一戸建てに将来的に戻ってくる可能性がない方には「売る」がおすすめです。
一戸建てを売却したらまとまった現金が手に入るだけでなく、維持管理費の負担からも解放されるためです。
一方で、一時的に一戸建てを離れるだけであり、将来的に戻ってくる方は「貸す」方向性で検討することをおすすめします。
一戸建てが賃貸需要のある立地に建っているときには安定した家賃収入を得られるので、それを新居の賃貸費用に充てられます。
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一戸建てを売るメリットのひとつは、売却代金を得られることです。
また、固定資産税や維持管理費を支払う必要がなくなるメリットもあります。
しかし資産が失われる、万が一戻ってくることになったときに住む家がなくなる点はデメリットです。
一方、一戸建てを貸すメリットは安定した家賃収入を得られる点です。
資産も失われず、また入居者が管理してくれるので老朽化のスピードも遅くできます。
ただし賃貸物件のオーナーには修繕義務があるため、設備などの故障時には費用を負担しなければならない点がデメリットです。
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たとえば3,000万円で購入した一戸建てを2,000万円で売却したときには、そこから仲介手数料と譲渡所得税を引いた金額を得られます。
仲介手数料の計算式は「売却価格×3%+6万円+消費税」であり、上記の事例では72万6,000円となります。
またマイホームを売ったときには譲渡所得から3,000万円を控除できるため、上記の事例では譲渡所得税はかかりません。
よってシミュレーションの結果、一戸建てを売るときの収支は1,927万4,000円です。
一方、一戸建てを月10万円で貸したとすると、年間で120万円の家賃収入を得られます。
しかしそこから管理費や修繕費、固定資産税、火災保険料などの費用を差し引かなければならないため、実際に得られる収益は年間で50万円ほどとなります。
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将来的に戻ってこない、維持管理費の負担から解放されないのなら「売る」がおすすめですが、家賃収入を得たい、今後戻ってくる可能性がある方には「貸す」が向いています。
一戸建てを売るとまとまった現金が手に入る、貸すときには家賃収入を得られるメリットがあります。
一戸建てを売るか貸すかで迷ったときには、両者の収支シミュレーションを作成して比較することがおすすめです。
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