葬儀場近くの不動産を売却するコツは?価格への影響とともに解説

2024-04-23

葬儀場近くの不動産を売却するコツは?価格への影響とともに解説

この記事のハイライト
●葬儀場や火葬場の近くにある不動産は一般的に相場より2割~3割ほど安く売ることになるが、立地条件が良ければ相場に近い価格で売却できる可能性がある
●需要が低く価格が下がりやすいことや建設規制により宅地として売れないことがあることなどがデメリット
●買主が見つからない場合は価格を見直したり土地の場合は葬儀場に駐車場として売ったりする方法がある

葬儀場や、火葬場の近くの家を売りたい場合、「なかなか売却できないのでは…?」そのようにお悩みになる方も多いです。
暮らすうえで抵抗を感じやすいため、反響の少なさや売却価格への影響も考えてしまうことと思います。
今回は葬儀場近くの不動産を売却するデメリットやコツ、価格への影響について解説します。
鹿児島市で、葬儀場(火葬場)の近くにある不動産の売却を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

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葬儀場(火葬場)が近くにあると不動産の売却価格に影響する?

葬儀場(火葬場)が近くにあると不動産の売却価格に影響する?

まずは、葬儀場(火葬場)の近くにあると不動産の売却価格に影響するのかどうかについて解説します。

嫌悪施設に該当する?

一般的に嫌悪施設に該当するものは、下記のような場所です。

  • 心理的に抵抗を感じる施設:葬儀場や火葬場、墓地や刑務所など
  • 危険を感じる施設:原子力発電所や危険物を取り扱う施設など
  • 悪臭や騒音が発生する施設:下水道処理場やごみ焼却施設など
  • 治安へ影響するような施設:パチンコ店や暴力団の事務所など
  • 騒音や振動が発生する場所:高速道路や飛行場、線路など

ただし、人によって感じ方は異なるため、嫌悪施設に定義はありません。
とはいえ、葬儀場や火葬場が近くにある場合「住みたくない…」と思う方もいるので、買主に伝えるべきと言えます。

売却価格への影響は?

葬儀場や火葬場の近くにある不動産は、一般的に相場より2割~3割ほど安く売ることになります。
死を連想させるため、縁起が良くないというイメージがあるためです。
購入希望者が少なければ、その分価格を下げて売る必要があります。
値下げを求められる可能性もあるため、その際は私たち不動産会社にご相談ください。

立地によっては売却価格への影響は少ない?

葬儀場や火葬場が隣接している家は、マイナス面が多いため、売却価格に影響が出やすくなります。
しかし、建てられている立地によっては、マイナスな点ばかりではありません。
葬儀場は、最寄り駅から近かったり、交通の便が良かったりすることも多いです。
また、近くにスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどがあるなど、利便性を考えて建てられた葬儀場もあるでしょう。
不動産を購入する際、立地や利便性の良し悪しを気にする方も多いです。
生活をするうえで優れた環境なら、葬儀場や火葬場が近くにあっても住みやすさを実感できる可能性があります。
そのため、立地条件が良ければ、売却価格に影響が出ないケースもあります。

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葬儀場(火葬場)の近くの不動産を売却するときのデメリット

葬儀場(火葬場)の近くの不動産を売却するときのデメリット

続いて、葬儀場(火葬場)の近くの不動産を売却するときのデメリットについて解説します。

デメリット1:需要が低く価格が下がりやすい

デメリットとしてまず挙げられるのが、需要が低く価格が下がりやすいことです。
先述のとおり、葬儀場や火葬場の近くにある不動産は、一般的に相場より2割~3割ほど安く売ることになります。
悪い印象を持つ方も多く、通常の不動産に比べて買主が見つかりにくくなり、売却期間が長くなりやすいこともデメリットです。
しかし、立地条件が良ければ、価格への影響を受けずに売れることもあるでしょう。

デメリット2:建設規制により宅地として売れないことがある

建設規制によって、宅地として売れないケースがあることも、デメリットのひとつです。
火葬場を建てる際、都市計画をもとに位置が決定されるため、都道府県知事や鹿児島市などの自治体の許可が必要となります。
都市計画は各エリアの用途が決められており、火葬場は宅地として利用できない場所に建てられることも多いです。
そのため、隣接する土地も、宅地として利用できない可能性があるため注意しなければなりません。
ただし、葬儀場は集会場として取り扱われるので、住宅地でも新しく建物を建てることができます。

デメリット3:契約不適合責任を負うリスクがある

デメリットとして、契約不適合責任を負うリスクがあることも挙げられます。
契約不適合責任とは、契約内容と異なるものを引き渡した場合、売主が負う責任のことです。
葬儀場が近くにあることを隠して売ると、売主はその責任を負わなくてはなりません。
買主から責任を問われた場合はトラブルになり、契約解除や代金の減額請求、損害賠償請求などに応じる必要があります。
売主・買主ともに後味の悪い取引となってしまうため、告知すべき内容はすべて伝えておくことが重要です。

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葬儀場(火葬場)近くの不動産を売却するときのコツ

葬儀場(火葬場)近くの不動産を売却するときのコツ

最後に、葬儀場(火葬場)近くの不動産を売却するときのコツについて解説します。

コツ1:まずはそのまま売りに出してみる

コツとしてまず挙げられるのが、そのまま売りに出してみることです。
先述のとおり、葬儀場や火葬場の近くにあっても気にしない方がいたり、立地条件が良ければ売却価格に影響が出なかったりするケースもあります。
生活のしやすさが、葬儀場や火葬場があるというデメリットを上回っている場合、値下げしなくても売れる可能性があるでしょう。
そのため、まずは値下げせず、市場価格で売りに出してみるのも良いでしょう。

コツ2:買主が見つからない場合は価格を見直す

買主が見つからない場合は価格を見直すことも、コツのひとつです。
市場価格で売りに出しても、嫌悪施設によって市場価格では売れないこともあります。
ただし、大幅に値下げすると手元に残るお金が少なくなったり赤字になったりすることがあります。
そのため「〇〇円以上は下げない」と決めたうえで、価格交渉に応じることが大切です。
また、少しずつ何度も値下げをするのはあまり望ましい方法ではありません。
悪目立ちしてしまい「もっと下がるかも…」と思われ、成約に至らない可能性があるからです。
できるだけ高く売れるよう調整しながら、値下げするようにしましょう。

コツ3:土地の場合は葬儀場に駐車場として売る

コツとして、土地の場合は葬儀場に駐車場として売ることも挙げられます。
駅前や都市部といった、土地が少なく地価の高いエリアの場合、駐車スペースを十分に確保できていないケースも少なくありません。
そのような葬儀場や火葬場が近くにあるなら、駐車場として土地を売ることも選択肢のひとつです。
ただし、建物が建っている場合、駐車場として利用するためには解体費用や整地費用などがかかります。
広さによっては多額の費用が必要となるので、売主と買主、どちらが負担するのかをあらかじめ話し合う必要があります。
先述した、建設規制により宅地として売れない場合に検討したい方法です。

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まとめ

葬儀場や火葬場の近くにある不動産は、一般的に相場より2割~3割ほど安く売ることになるものの、立地条件が良ければ相場に近い価格で売却できる可能性があります。
需要が低く価格が下がりやすいことや、建設規制により宅地として売れないことがあることなどがデメリットです。
まずはそのまま売りに出し、買主が見つからない場合は価格を見直したり、土地の場合は葬儀場に駐車場として売ったりすると良いでしょう。

鹿児島市の不動産売却なら南国殖産株式会社へ。
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