2024-03-19
不動産会社に査定を依頼した際に高額査定を提示されると、不動産の価値が高いと期待してしまうのではないでしょうか。
しかし、実際は相場からかけ離れており、売却期間を長引かせる原因になることがあります。
そこで、不動産会社によって査定額がバラバラな理由や、一括査定サイトを利用する際の注意点などについて解説します。
鹿児島市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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目次
不動産を売却するために複数の不動産会社に査定を依頼したからといって、必ずしも同じ査定額を提示されるとは限りません。
なかには高額査定を提示してくるところもあれば、思ったよりも少ない査定額を算出されるケースもあります。
このように、不動産の査定は不動産会社によってバラバラなため、どこに依頼したらいいのかわからないといった方も多いのではないでしょうか。
ここでは、不動産会社によって査定額が異なる理由を解説します。
不動産会社によって査定額が異なる1つ目の理由は、比較する物件が不動産会社によって異なるからです。
通常、不動産会社が査定をおこなう際は、不動産流通推進センターが定めた価格査定マニュアルを利用します。
「それなら、どこも同じ査定額になるのでは?」と疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、同じようなマニュアルを利用していても、比較する物件が異なるため査定額に差が出てしまうのです。
たとえば、マンションを例にとって説明しましょう。
マンションであれば同じマンション内に取引された事例があれば、その事例と比較すれば、どの不動産会社も大きく差はでないでしょう。
しかし、同じマンションではなく、条件が類似している別のマンションの取引事例と比較した場合は、不動産会社によって査定額に差がでてしまいます。
このように、比較する物件が不動産会社によって異なることがあるため、査定額がバラバラになるのです。
2つ目の理由は、不動産会社の都合や戦略によって査定額を算出しているからです。
たとえば、他社と同じような金額で査定を出していては、売却を任せてもらえない可能性があります。
そのため、不動産会社によっては相場よりも高い査定額を提示し、自社への委託を促すケースもあるのです。
一方で、案件の獲得にはつながらなくても、確実に売却できる金額を提示してくる不動産会社もいます。
このように不動産会社によって戦略または確実性を重視するなどさまざまであるため、査定額がバラバラになることがあります。
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不動産に関する情報を調べていると「一括査定」といったサイトを見かける機会があるのではないでしょうか。
一括査定サイトは、一見すると複数社に一括で見積もりを依頼できるため、便利なように感じます。
しかし、一括査定サイトには注意すべき点やデメリットもいくつか存在するため、利用する際は慎重に検討することが大切です。
一括査定サイトは、複数社から査定額が得られる便利さはありますが、不動産会社によって査定額に差が出る傾向にあります。
そのため、どの価格が適正なのか判断することが難しいといえるでしょう。
また、売却を委託してもらうために、実際ではありえないような高額な査定額を算出するケースも珍しくありません。
このような不動産会社は査定額を高く提示し、契約後に売り出し価格の大幅値下げを提案してくる可能性もあります。
したがって適正価格が判断できず、どの不動産会社を信じたら良いのかわからないといった事態に陥る可能性が高いでしょう。
一括査定のサイトから査定を依頼すると、不動産会社によってはすぐに連絡をしてくるところも少なくありません。
つまり、複数社から一斉に電話もしくはメールが来ることになり、対応に手間と時間を取られる可能性があります。
何とか自社で売却を任せてもらおうと、しつこく営業をかけてくる不動産会社もいるため注意が必要です。
一括査定サイトは、すべての不動産会社が参加しているわけではありません。
一括査定サイトに参加している多くの不動産会社は、大手であることが多いです。
そのため、都内などの市街は得意としていても、地方の物件には弱い可能性があります。
地元にある不動産会社に査定依頼したくても、参加していない可能性が高いため注意が必要です。
地域に特化した不動産会社に依頼したい場合は、一括査定サイトを利用する必要はないでしょう。
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予想していたよりも査定額が高い高額査定を提示された場合、「不動産が高く評価された」「高額で売却できるかもしれない」と期待してしまうでしょう。
しかし、実際は不動産の価値が高いわけではない可能性があります。
高額査定を提示される理由は、前述しているように自社で売却を委託してもらうためである可能性が高いでしょう。
つまり、実際は不動産を高く評価したわけではなく、いかに自社に注目してもらうかに重点を置いているのです。
高額査定を提示されれば、誰もが期待するため依頼したいと考えますが、そこが大きな落とし穴といえます。
査定価格はあくまでもいくらで売却できるかを目安にした数字に過ぎません。
実際にその価格で売却するわけではないため、高額査定していても問題がないのです。
「とりあえず売却を委託してもらえれば、あとで値下げすれば良い」という場合もあるため注意しましょう。
しかし、不動産会社のなかには、高値売却の自信があり高額査定する不動産会社もあります。
ただし、どの会社が信頼できるのかを見極めるのは難しいといえるため、高額査定の提示には細心の注意を払うべきといえるでしょう。
高額査定を提示してきた不動産会社と仲介の媒介契約を締結し、その金額で売り出した場合、どのような問題が発生するのでしょうか。
相場からかけ離れた金額のまま売り出したら、当然ながら買い手はなかなかつきません。
そうなれば、不動産会社から値下げを提案されるため、値下げに応じることになります。
そうすると、売れ残り物件だと思われ、さらに売却期間が長引く可能性が出てきます。
売却期間が長引けば、それにかかる税金などの経費がかかるため、デメリットしかないといえるでしょう。
このような事態にならないためには、最初から適正価格を提示するかつ信頼できる不動産会社に依頼することが大切です。
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不動産の査定で相場とかけ離れた高額査定を提示してくる際は注意が必要です。
なぜなら高額査定をしてくる不動産会社の多くが、自社に売却委託してもらうためである可能性が高いからです。
このような不動産会社と契約を締結すると、結果的に売却期間が長引くだけでなく値下げすることになるため注意しましょう。
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